『Made in Me』 DIY WATCHで
最高の贈り物を!
制作工程や完成品を画像を交えて紹介

「腕時計を自分で作ってみたい」
「世界に一つだけのプレゼントを贈りたい」とお考えの方も多いでしょう。
そこで今回ご紹介するのは、『Made in Me』 DIY WATCHです。
この記事では、『Made in Me』 DIY WATCHのコンセプトや制作工程を紹介しながら、
完成品のレビューを画像を交えながら解説していきます。
この記事を参考に、ぜひ自分へのご褒美や感謝の気持ちを
手作りの腕時計として贈ってみてはいかがでしょうか。

Made in Me DIY WATCHのコンセプト紹介

『Made in Me』 DIY WATCHは、初心者でも組み立てやすいように構成され、
且つ自分好みに合わせて、ケース・文字盤・バンドなどを自由にカスタマイズできるDIY腕時計です。

完成品は、日付つき2針ウオッチで、とてもDIYキット商品とは思えない高級感です。
また、しっかりと組み立てることで5気圧防水性能もつくため、機能面でも優れた商品と言えるでしょう。

『Made in Me』 DIY WATCHのコンセプトは、大きく以下の3つを掲げています。
「自分を想う:改めて自分の好きな色の組み合わせを再認識できる」
「贈る相手を想う:相手が好きな色を選ぶ・作る時間も贈りモノに」
「お互いに創り合う:友人でも恋人でも夫婦でもお互いに相手を想い合い選ぶ・創ることの楽しみ」

物作りが好きな方が、自分のために自分が好きな組み合わせで作ったり、
贈り物として相手の好きな組み合わせを想像しながら作ったりするのに最適な商品です。

Made in Me DIY WATCHのキット内容

キットの内容

キット内容は大きく2つあり、時計のパーツや工具などが入ったメインボックス(画像上)と、
作成した腕時計をプレゼントする際にに使用するプレゼントボックスです(画像下)。
どちらも、無駄を省いたシンプルなデザインながら高級感を感じさせてくれます。

それでは、メインボックスの中身をご紹介していきます。

メインボックスは、上段下段の2段構造になっています。
上段は制作時に使用する「静電気防止シート大」が保護材の役割も兼ねて乗せられています。

メインボックスの中身・上段

シートをめくると時計のパーツが仕切られて収納されています。
この時点で、物作りの気持ちを高めてくれます。

続いて、下段をみていきます。下段には、制作に使用する工具類と静電気防止シート小が収納されています。
工具一つずつに高級感があり、品質の高い工具という印象を受けます。

メインボックスの中身・下段

制作前に必ずキット内容を確認し、不足品や不良品があった場合にはメーカーへ問い合わせを行いましょう。

Made in Me DIY WATCH制作の流れ

『Made in Me』 DIY WATCHの基本的な制作の流れは以下の4ステップです。

  1. 好きな色の文字盤を選ぶ
  2. 好きな色のケースを選ぶ
  3. 時計を組み立てる
  4. 最後にベルトを付ける

まず、ブルー・ホワイト・ブラック3種類の文字盤からお好きな色を選択した後、
シルバー・ゴールド2種類のケースから好きな色を選択します。

続いて、心臓部である時計本体を組み立てていきます。
時計の組み立てに精密な作業は、ほとんどないため初心者でも簡単に安心して作業できるようになっています。

そして、最後にブラック・ブラウン2色から好きな色のバンドを装着して完成となります。

流れとしては、とてもシンプルなため筆者は約1時間で完成させられました。
作業中、「どの文字盤にしようかな」「この組み合わせもいいな〜」と、あれこれ試行錯誤しながら行うのが、とてもワクワクします。

次章からは、工程3の「時計を組み立てる」について画像を交えながら、より詳しく解説していきます。

時計を組み立てる詳しい手順

それでは、工程3の「時計を組み立てる」を、より細かく確認していきましょう。
実際の作業風景の画像も併せて解説していくので、ぜひ時計作りのイメージを膨らませてみてください。

時計を組み立てる制作工程は、以下の5ステップです。

  1. 文字盤の取付け
  2. 時針・分針の取付け
  3. ケースに組込み
  4. 裏ぶたを取付ける
  5. バンドの取付け

以上の5ステップで最も重要かつ苦戦するのが、ステップ2の時針・分針の取付けです。
そのほかは、説明書通りに行えば比較的カンタンに行えます。
それでは、それぞれの組み立てを見ていきましょう!

文字盤の取付け

ステップ1は、文字盤の取付けです。
ここでは、文字盤とムーブメントと呼ばれる時計本体を組合せる作業を行なっていきます。

ステップ1に取り掛かる前に、ムーブメントに仮巻真(リュウズ)を差し込んでおきます。
作業は、静電気防止シートの上で行います。また、パーツに指紋や汚れがつくのを防止するために
付属の指サックを左右の親指・人差し指・中指につけておきましょう。

事前準備で仮巻真を差し込んだムーブメントにお好みの文字盤裏にある2本の突起を合わせて組み込みます。
この際、2本の突起が曲がっていないか確認しましょう。
また、突起が曲がらないように気をつけて作業を行っていきましょう。

組み合わせると以下のようになります。

時針・分針の取付け

ステップ2は、時針・分針の取付けです。この作業は、前述したように時計組み立てのなかで
最も重要かつ苦戦する工程だと思うので、この記事をぜひ参考にしてみてください。

先ほど、ムーブメントを組込んだ文字盤にお好みの針を取り付けていきます。
針には、表裏があるので間違わないように説明書をよく確認しましょう。

まずは、リュウズを時計回りに回して日付が飛んだところで止めます。
続いて、時針(短針)を12時方向に向けピンセットで中心の穴に乗せます。
そして、針付け棒で平に押し込みます。同様に、分針も取付けていきましょう。

ピンセットで針を乗せる際、ピンセットで文字盤に傷をつけないように注意しましょう。

この工程で最も重要となるのが、「時針・分針がきちんと12時方向を向いている」ことです!
少しでも針の向きがズレると、針の動きと日付の変わるタイミングが一致しなくなってしまいます。

実際に筆者が組立てを行なった際には、微妙なズレがあり2度付け直しを行いました。
もしズレがある場合には、付属の剣抜きで針を取外し再度付け直してみてください。

針の取付けが完了したら、リュウズを回して12時になった際にきちんと日付が変わるかを確認しましょう。

ケースに組込み

ステップ3は、ケースに組込みです。
ここでは、ステップ2で時針・分針を取付けた文字盤をお好みのケースに組込んでいきます。

ケースは、適度な重厚感があり高級感のある作りとなっています。

まずは、リュウズ(仮巻真)を外します。ムーブメント裏のバネ部分をピンセットで押すことでリュウズが外れます。
この際、ピンセットでムーブメントなどに傷をつけないように注意しましょう。

続いて、中枠の切り欠きとケースの巻真が通るパイプ(3時を目安にする)を合わせてケースを重ねます。

最後に、お好みのリュウズを差し込んだらこのステップは完了です。

リューズを差し込んだらきちんと1段、2段、0段と節度があることを確認するようにしましょう。
うまく、節度が感じられない際には、一度リュウズを外して再度付け直してみてください。

裏ぶたを取付ける

ステップ4は、裏ぶたを取付けるです。
裏ぶたは高級感のある鏡面仕上げとなっており、『Made in Me DIY WATCH』の刻印があります。

まずは、裏ぶた溝にある防水性能を高めるOリングパッキンが、きちんと装着されていることを確認しましょう。
ズレが生じていると防水性能が保てなくなります。

そして、裏ぶたの切欠き側を巻真側にして、ケースにかぶせます。
最後にケース本体と裏ぶたを4つのネジで止めていきます。

付属のネジは、とても小さく指ではなかなか掴みづらいので、ピンセットを使用することをお勧めします。
この際、ピンセットで裏ぶたに傷をつけないように気をつけましょう。

また、ネジの締め付けは、対角線上に行い2回〜3回に分けて均一な力で締め付けることで防水性が保てるようになります。

バンドの取付け

ステップ5は、バンドの取付けです。バンドは、革製のシンプルなブラックと遊び心のあるブラウンが用意されています。

また、バンドの金具部分も簡単に取り外せるため、
ブラックのベルトについているシルバーの金具をブラウンのバンドにつけ変えることも可能です。
お好みのバンドになるようにカスタマイズできるのも楽しみの一つと言えます。

それでは、お好きなバンドを選択したら、時計本体に取り付けていきましょう。
取付け方法は、工具がなくても行える「イージークリックタイプ」なので、とても簡単です。

時計とバンドを裏側(画像はわかりやすいように表側にしています)にして、
バックル側は時計の12時側へ、止め穴側は6時側へ取付けていきます。

片方のバンドバネ棒をケース足の小穴に入れ、
バンド裏側の丸部分の突起を爪などでスライドしてバネ棒をはめ込みましょう。

バンドを取り付けたら、2〜3度引っ張り、ベルトがきちんと固定されていることを確認します。

Made in Me DIY WATCH完成品レビュー

それでは、完成した腕時計を見ていきましょう。
今回は、ゴールドのケースにブルーの文字盤・ゴールドの針・リュウズ、ブラウンのバンドで組み立てを行いました。

シンプルながら遊び心のある色遣いで、おしゃれな印象があります。
また、とても手作りとは思えないほどの高級感を要所に感じることができる腕時計となっています。

実際に装着した印象としては、適度な重量がありながらも腕に馴染む印象です。
しかし、バンドは新しくて硬さがあるため何度か曲げ伸ばしをして適度な柔らかさを出したほうが装着感は向上するでしょう。

文字盤や日付も見やすいデザインとなっており、ふと時計に目線を移した際にも瞬時に情報を確認できます。

バンドには、ステッチが施されており細部にわたって高級感があります。
また、金具にはさりげなく『Made in ME』のロゴが刻印されています。

そして、『Made in ME』のコンセプトでもある
「贈る相手を想う:相手が好きな色を選ぶ・作る時間も贈りモノに」に最適な
プレゼントボックスに入れてみるとこのような感じです。

プレゼントとして、このボックスを開けた際には喜びが溢れ出ること間違いなしでしょう。
ボックスは全体が白色なので、余白などに「いつもありがとう!」など、メッセージを書き込むのも良いでしょう。


ただし、ボックス内には少しスペースにゆとりがあるため、
時計のみを入れた場合「カタカタ」とボックス内で時計が動いてしまいます。
そのため、強い衝撃が加わらないように注意する必要があります。

Made in Me DIY WATCH は最高の贈り物

今回は、自分へのご褒美やプレゼントに最適な『Made in Me』 DIY WATCHの
セット内容や制作工程、完成品の魅力について解説してきました。

最後に要約した内容を確認していきましょう。

『Made in Me』 DIY WATCHは、以下の3つのコンセプトを掲げています。
「自分を想う:改めて自分の好きな色の組み合わせを再認識できる」
「贈る相手を想う:相手が好きな色を選ぶ・作る時間も贈りモノに」
「お互いに創り合う:友人でも恋人でも夫婦でもお互いに相手を想い合い選ぶ・創ることの楽しみ」

つまり、物作りが好きな方が世界に一つだけの手作り腕時計を作るもよし、
感謝の気持ちや特別な贈り物として作るもよしの商品となっています。

そして、『Made in Me』 DIY WATCHは、
初心者でも簡単に最高級の腕時計が作れるように設計されており、基本的な制作の流れは以下の4ステップです。

  1. 好きな色の文字盤を選ぶ
  2. 好きな色のケースを選ぶ
  3. 時計を組み立てる
  4. 最後にベルトを付ける

実際の制作で最も重要かつ苦戦するのが、文字盤に針を取付ける工程です。
この工程では、針の取付け位置がズレことにより正しいタイミングで日付が変わらなくなってしまいます。
きちんと12時00分の位置で針が取付けられるように注意して作業ましょう!
しかし、この作業こそが腕時計作りの醍醐味であり、魅力でもあります。

完成品は、付属のプレゼントボクスに入れて渡すことも可能です。
プレゼントボックスの余白にメッセージを書けば世界に一つだけのプレゼントの完成です。

ぜひ、今回の記事を参考に世界に一つだけの腕時計『Made in Me DIY WATCH』を制作してみてはいかがでしょうか。